
「あしや温泉がなくなるって本当?」
市営「あしや温泉」の運営終了が決まり、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、「もう温泉に入れなくなるの?」「建物は取り壊されるの?」という声も聞かれます。
しかし、現時点で決まっているのは『市営としての運営を終了する』ということです。
温泉そのものをなくすことが決まったわけではありません。
今回は、芦屋市が公表している資料や事業者へのヒアリング結果をもとに、「これからあしや温泉はどうなるのか?」をできるだけ分かりやすく解説します。
まず結論。「温泉がなくなる」と決まったわけではありません
今回、市議会で可決されたのは、「市営あしや温泉」の運営を終了する方針です。
そのため、SNSなどでは「あしや温泉がなくなる」という情報も見かけますが、実際には少し意味が違います。
市が運営する形は終了しますが、温泉(源泉)の活用方法については、これから民間事業者などと検討していくという方針が示されています。
つまり、「温泉文化を残す可能性」は残されているのです。
なぜ市営をやめることになったの?
芦屋市が挙げている理由は主に次の4つです。
① 施設の老朽化
建物や設備の老朽化が進み、
今後も営業を続けるには多額の改修費用が必要になります。
② 継続する赤字運営
近年は利用者数も減少傾向にあり、市の負担が続いていました。
公共施設として維持するには、大きな財政負担となっていることが課題でした。
③ 将来的な設備更新
ボイラーなど、温泉施設には定期的な設備更新が必要です。
今後も市が運営を続けるには、さらに大きな費用が見込まれています。
④ 民間活力を活かしたい
市は、民間事業者のノウハウを活用することで、温泉を新しい形で活かせる可能性があると考えています。
芦屋市は何を検討しているの?
市は2026年、民間事業者へのサウンディング(対話型市場調査)を実施しました。
その結果、事業者からは様々なアイデアが提案されています。
例えば…
・温浴施設として継続
・足湯施設
・カフェを併設した交流施設
・健康づくり施設
・地域交流の拠点
・防災機能を持った施設
などです。
もちろん、これらは「提案」であり、決定事項ではありません。
しかし、「温泉を活かした施設を残したい」
という考えを持つ事業者がいることが分かりました。
災害時にも役立つ温泉?
今回の資料の中で、編集部が注目したのはここです。
民間事業者からは災害時にも温泉を活用できる仕組みついても提案がありました。
阪神・淡路大震災を経験した芦屋だからこそ、入浴だけではなく、災害時の生活支援として温泉を活かすという考え方は、とても興味深い内容です。
これからどう決まる?
現時点では、新しい事業者や活用方法は決まっていません。
今後、芦屋市が具体的な募集や検討を進め、その内容をもとに方向性が決まっていく予定です。
つまり、今は「これからの形を考える段階」と言えます。
あしやの編集部が気になったこと
今回、市の資料を読んで感じたのは、「あしや温泉をどう残すか」という視点です。
市営という形は終わりますが、温泉という地域資源そのものをなくすという話ではありません。
むしろ、民間の力を活かしながら、新しい形で残せる可能性を探っている段階とも言えそうです。
一方で、長年親しまれてきた施設だからこそ、利用者の皆さんからは不安の声もあります。
今後の検討では、こうした市民の思いも大切にしながら議論が進んでいくことを期待したいところです。
あしやの編集部より
「あしや温泉」は、長年にわたり市民の暮らしに寄り添ってきた施設です。
だからこそ、今回の運営終了は、多くの方にとって大きな出来事でした。
しかし、現時点では「温泉がなくなる」と決まったわけではありません。
これから民間事業者の提案や市の検討を経て、新しい活用方法が議論されていきます。
あしやの編集部では、このテーマを一度きりのニュースで終わらせず、今後も継続して取材・発信していきます。
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