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2026年10月22日~2027年1月17日 「懐かしい日本の原風景」をめぐる浮世絵の旅。芦屋市立美術博物館で「広重+北斎」が開催

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2026年10月22日~2027年1月17日 「懐かしい日本の原風景」をめぐる浮世絵の旅。芦屋市立美術博物館で「広重+北斎」が開催

「街道を歩く人」「雪の中を進む駕籠」「夕暮れの町並み」「遠くに見える富士山」。

江戸時代に描かれた風景なのに、なぜか私たちの心に懐かしさを感じさせてくれる——。

そんな日本の原風景を、浮世絵の世界から楽しむ展覧会が、芦屋市立美術博物館で開催されます。

展覧会のタイトルは、「広重+北斎 浮世絵の風景画を楽しむ」。

江戸後期を代表する二人の浮世絵師、歌川広重と葛飾北斎。

同じ「風景」を描いていても、その魅力はずいぶん違います。

広重の「風情」と、北斎の「奇才」。

二人が描いた日本の美しい風景を見比べながら、江戸の街道や名所を旅するように楽しめる展覧会です。

「風情の広重」と「奇才の北斎」

今回の展覧会で注目したいのが、広重と北斎、それぞれの個性。

歌川広重は、しっとりとした風情と豊かなストーリー性が魅力の浮世絵師です。

一方の葛飾北斎は、圧倒的な画力と、見る人を驚かせるような奇抜な発想が大きな魅力。

同じ日本の風景を描いていても、天候や季節、時間帯、そこにいる人物などによって、二人はそれぞれの方法で風景を描き分けています。

「この景色、広重ならどう描く?」
「北斎だったら、どんな構図にするんやろ?」

そんなふうに見比べてみると、浮世絵の楽しみ方がぐっと広がりそうです。

141点の作品でめぐる、江戸の街道と名所

今回の出品作品は、なんと141点。

広重からは、「名所江戸百景」「東海道五十三次之内」「木曽海道六十九次之内」「冨士三十六景」「近江八景」など、さまざまなシリーズが紹介されます。

北斎からも、代表作として知られる「富嶽三十六景」をはじめ、「東海道五十三次」「阿蘭陀画鏡 江戸八景」などが登場。

「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」や「浅草金竜山」「猿わか町よるの景」、北斎の「富嶽三十六景 御厩川岸より両国橋夕陽見」なども展示されます。

江戸の人々が見ていた街並みや名所、季節の風景。

作品を一枚ずつ眺めながら、当時の人々がどんな場所を歩き、どんな景色を楽しんでいたのか想像するのも楽しそうです。

「北斎か、広重か。」専門家と楽しむオープニング

展覧会初日の10月22日(木)には、オープニングギャラリートークと講演会も開催されます。

テーマは、ずばり「北斎か、広重か。」。

講師は、本展の監修者でもある神谷浩さん(徳川美術館副館長兼学芸部長)です。

ギャラリートークは11時から、講演会は14時から15時30分まで。

どちらも定員60名、先着順で、参加費は無料。ただし、展覧会の観覧券が必要です。

二人の絵師について、作品を実際に見ながら話を聞けるのは、展覧会の見どころを知るうえでもよい機会になりそうですね。

「上方から見た江戸の浮世絵」も

11月29日(日)には、関西大学非常勤講師の北川博子さんによる講演会も開催。

テーマは「上方から見た江戸の浮世絵」です。

北川さんは上方浮世絵研究の第一人者で、国際浮世絵学会常任理事も務めています。

同じ「浮世絵」でも、江戸と上方ではどんな違いがあったのでしょうか。

普段は作品そのものに目が行きがちですが、こうした地域や文化の違いから浮世絵を見ることで、新しい発見がありそうです。

こちらも定員60名の先着順で、参加費は無料。ただし観覧券が必要です。

江戸の風景を「音楽」で感じる日も

今回の展覧会は、絵を見るだけではありません。

12月6日(日)には、マリンバとピアノによる「マリンバ&ピアノが誘う江戸の風景」を開催。

出演は、マリンバの中治渚さんと、ピアノの山口彩菜さん。

会場は1階エントランスホールで、14時から15時15分まで。

定員100名、参加費は無料ですが、観覧券が必要です。

さらに2027年1月16日(土)には、「縄稚誠ピアノコンサート」も開催されます。

こちらは兵庫県芸術文化協会の助成によるロビーコンサートのため、観覧券は不要。

17時から17時30分まで、エントランスホールでピアノの演奏を楽しめます。

学芸員の解説を聞きながら、もう一度作品を見てみる

「浮世絵って、どこを見たらいいの?」

そんな方には、学芸員によるギャラリートークもおすすめです。

12月12日(土)と2027年1月9日(土)の14時から、30分程度開催されます。

参加費は無料ですが、こちらも観覧券が必要。

展示室で実際の作品を見ながら学芸員の解説を聞けば、最初に見たときとは違ったところに目が行くかもしれません。

一度見て終わりではなく、解説を聞いてからもう一度展示を見る。

そんな楽しみ方もできそうです。

11月22日は「音の時間」。谷崎潤一郎記念館と一緒に楽しもう

そして11月22日(日)には、芦屋市立美術博物館と谷崎潤一郎記念館の連携企画、「あしや 音の時間」も開催されます。

サイレント映画やタンゴ五重奏など、音楽と展示を自由に行き来しながら楽しめる一日です。

展覧会を見て、音楽を聴いて、また展示室へ。

いつもの美術館とは少し違う過ごし方ができそうですね。

こちらも参加費は無料ですが、観覧券が必要です。

※各イベントの詳細については、芦屋市立美術博物館のホームページでご確認ください。

着物で行くと2割引。秋から冬まで、じっくり楽しめます

展覧会の会期は、2026年10月22日(木)から2027年1月17日(日)まで。

秋から冬にかけて、ゆっくり楽しめる長めの会期です。

観覧料は一般1,500円、大高生1,000円、中学生以下は無料。

そして今回、ちょっと素敵なのが、着物で来場すると観覧料が2割引になること。

江戸の風景を描いた浮世絵を、着物姿で見に行く——。

そんな一日をつくってみるのも、なんだか粋ですよね。

芦屋市立美術博物館には併設駐車場もあり、1時間無料。

阪神芦屋駅からは徒歩約15分、各駅からバスを利用することもできます。

秋のお出かけに、そして冬のお楽しみに。

江戸の人々が見ていた「日本の風景」を、北斎と広重の目を通して、ゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

あしやの編集長のひとこと

北斎と広重。

どちらも名前は知っているけれど、「二人の違いって?」と聞かれると、ちょっと答えにくい方も多いんじゃないでしょうか。

今回の展覧会は、そんな方にこそ面白そう。

「富士山を描いた作品」とひとことで言っても、描き方や構図、そこに込められた雰囲気はそれぞれ違います。

しかも141点。

最初から「浮世絵を勉強するぞ!」と構えなくても、まずは「この絵、好きやな」「この景色、なんかええな」というところから入ってみたらいいと思います。

個人的には、広重の「風情」と北斎の「奇才」、どちらに自分が惹かれるのかを探してみるのも楽しそう。

芦屋市立美術博物館で、ちょっと昔の日本へ。

そして、北斎と広重の「時間旅行」へ。

この秋、ぜひ出かけてみてくださいね。

イベント概要

広重+北斎 浮世絵の風景画を楽しむ

開催期間:2026年10月22日(木)~2027年1月17日(日)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:月曜日
    ※11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館
    ※11月24日(火)、1月12日(火)は休館
    ※年末年始:12月29日(火)~1月3日(日)
会場:芦屋市立美術博物館
   兵庫県芦屋市伊勢町12-25
TEL:0797-38-5432

【観覧料】
一般:1,500円(1,200円)
大高生:1,000円(800円)
中学生以下:無料
※( )内は20名以上の団体料金
※65歳以上、各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者は各当日料金の半額
※着物で来場の方は2割引
※複数の割引は併用不可

【主な展示作品】
歌川広重「名所江戸百景」
歌川広重「東海道五十三次之内」
歌川広重「木曽海道六十九次之内」
歌川広重「冨士三十六景」
歌川広重「近江八景」
葛飾北斎「富嶽三十六景」
葛飾北斎「東海道五十三次」
葛飾北斎「阿蘭陀画鏡 江戸八景」ほか
出品作品数
141点

【アクセス】
阪神芦屋駅から南東へ徒歩約15分
阪神芦屋駅・JR芦屋駅・阪急芦屋川駅から阪急バス「緑町(美術博物館前)」下車、徒歩約3分
併設駐車場あり(1時間無料)

主催:芦屋市立美術博物館
監修:神谷浩(徳川美術館副館長)
特別協力:メ~テレ(名古屋テレビ放送)
企画協力:青幻舎プロモーション
関連展示:歴史資料展示室(1F)『北斎漫画と月岡芳年』も開催中

ちらしはこちら

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